Goro-Sakamoto’s world

坂本吾郎(Goro)が語る。自分の考えをストックし、アウトプットしていきたい。でも考え方は変わるものなので、その時々の思考が常に最新とは限らない。

時間なんて守らなくていい

時間を守るのは社会人として当たり前

 

この、一般的に正しいと言われている考え方に対して理屈として反論するのは難しいんだけど、色々と言いたいことがあるんだ。

 

窓口業務やシフトでの交代、時給で働くパートタイムの方々は別として、デスクワークや外回りの営業など、ある程度は自分自身のタイムマネジメントで仕事ができる職種の人は、社内規則がどうとか別として、チャイムが鳴った時に席についていないとダメな合理的な理由があるのか。

 

ないよね?

 

ある?

 

公務員でも、窓口業務ではない事業を担当する部署も多く、5時までデスクに座っていたら給料が増えて一生安泰、なんていう時代が本当にあったかどうかは知らないが、今はそんな時代じゃない。

 

もし、そういう時代があったのだとして、「公務員はいい身分なんだから、県民市民に対して目立たないように、せめて始業の時間だけは守っとこう」とか、そういう発想がかつてあったのだとすれば、言ってる意味だけはわかる気もするが、そんな時代もやりがいのない仕事も糞食らえだ。そして評価には、成果主義的な考え方も導入されているはずだ。

 

働き方改革って何?

きっかり時間を守って残業代を減らすこと?

それとも、豊かな人生を実現するための概念的なもの?

 

きっと後者であるはずだ。

もう、この言葉意味がないから嫌いだが。。

 

韓国では、昼休みは12時からだが、ランチは早めに出るのが普通だと言う。

 

うん、それで何が悪いの?ムスリムの人たちは金曜礼拝で早く帰ったり、ラマダンの時期は昼から仕事しなかったり、ゆったりと仕事しているよう。

 

当たり前だよね。自分の人生だもの、自分の好きなようにやるでしょ。

 

自分の仕事を自分で管理するんだから、なんで人から時間を守れとかって言われなければならないの?

 

もし、昼休みから戻るのがいつも5分くらい遅い人がいたとして(私のことだが。。。)、それがどうしたと言うの?

 

機械みたいに時間通りに席に着いて何も生み出さないより、人間らしくて俺はそっちの方が好きなんだが。

 

別に時間を守るなというつもりはない。

 

しかし、始業の時間を守ることに対する積極的な価値が見出せないと言っているのだ。そして、むしろ少しくらい遅れてルーズにしている人間の方が人間らしくて好きだと言っているだけだ。ミーティングに遅れるのとは違う。

 

とある上司は、「遅れてくることで評価が下がることになったら損するから、そうならないために言わせてもらった」なのだそうだ。

 

余計なお世話だし、そもそも、この3分か5分が評価云々となんの関係があるというのか。こんなことで評価をする人間の価値観が知れないし、それならいくつか言わせてもらおう。

 

●タバコが吸う人は、1日に何回か抜ける。一回あたり10分くらいはかかるだろ。皆まで言わないが、これをなくすことの是非はともかく、そう言う現実がある中で、なぜ、「チャイムが鳴った時に席にいること」が大切なのかが理解できないのだ。

 

●また、もしこれ(始業時に着席)を突き詰めると、5時半になったら5分経過するたびに、「はよ帰れ、又は残業代みっちりつけなさい」と言う指導があるべきなのにそんなことはない。

 

●もちろん、30分くらい残って仕事したからっていちいち残業代を請求することもない。そして、出張の際には、飛行機の中でレポートを作ったりもしている。

 

つまり、日本人は「初めはちゃんとやれ、あとは知らん」ということを平然と今でも疑いなく人に強要しているということではないか。

 

日本の労働時間あたりの生産性が低いってみんなわかってると思うけど、こんなくだらないルールだのなんだのを維持することにコストをかけることで、生産性を落としていることに気がつかないのだろうか。

 

本当にこういう意味のないルールを守れと部下に対して指導したいのであれば、喫煙者の途中離席、席に着いていて何もしていない人、終業5分経過時の残業代の支給の徹底、もしくは、定時と同時に帰ることを率先行動で示すこと、などを全て検討した上で、合理的な理由を示して指導してほしい。

 

単にルールだから、というのはとうの昔に通用しないし、国際的に見て奇妙な日本人の習慣と言わざるを得ない。

 

意味のないことは意味がないからやらない、という判断ができない日本人が多すぎると思うのだ。

 

あ、「日本人」と一般化するつもりはないけど、そういう頭の悪い古い人がまだまだ組織に意思決定層に多数いるという事実を言っているまで。

 

残念だ。

くどくどと愚痴を言ってすまん。

 

By Goro