Goro-Sakamoto’s world

坂本吾郎(Goro)が語る。自分の考えをストックし、アウトプットしていきたい。でも考え方は変わるものなので、その時々の思考が常に最新とは限らない。

釜山は大阪!?

今度は釜山だ。

 

九州からは超近い。歴史も地理も深い関係がある。有田焼の生みの親である李参平は釜山港から連れてこられたとか、朝鮮出兵の拠点となった名護屋城唐津)とか。

 

歴史認識とか日韓関係は別として、関係が深いのは事実。こうしたゆかりを訪ね歩くのも旅の楽しみ方の一つだろう。

 

最初に断っておくが、今回は歴史とかそんなことは抜きに、あくまで代表的なところを時間が許す限り歩く、というシンプルな旅だ。はじめての土地なのだ。

 

出張の合間でもあるのだ。許せ。

 

金海国際空港

空港に到着後、イミグレを通過する際、韓国人の利用が多く日 本人が少ないため、外国人レーンの方が空いていた。珍しい。また、着陸から出口までの動線 が短く、初心者でも迷うこともなさそうだ。両替は現地で行い、ひ とまず1万円程度(約11万ウォン)を入手。

 

市内までの移動
ホテルは、釜山随一の繁華街でもある西面エリアに取った。空港か ら西面までは、電車での移動とした。理由は安いからに他ならない 。空港直結の駅(軽電鉄の空港駅)から、 3駅のササン駅でメトロ2号線に乗り換える。そこから西面駅まで は直行だ。乗り換え時に多少歩くことはあるものの、 時間に正確なこと、何より安いことから、急ぎでなければ電車の利 用をおすすめしたい(軽電鉄とメトロはそれぞれ1400krwな ので、合わせて250円程度)。券売機は、日本語の案内( 表示や音声)もあるので安心だ。ちなみに、タクシーだと2000 0krw程度、バスは6000krwとなっている。

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夜の西面エリアを散策
まずはホテルにチェックインし、レストランを探して、随一の繁華 街「西面」エリアを歩いてみた。中心部は、新宿や道頓堀の賑わい を思い起こさせる(規模的にはもう少し小さいかもしれないが。。 。)。

 

特にあてもなく、街並みを眺めながら店が集まっているエリアに向かっていくと、ロジ裏というか横丁というか、とにかく細い小道が目についたので吸い込まれるように進んでいく。小道を抜ければ今度は屋台街に着いた。小汚い路地裏、街の日常の風景など、ちょっとしたアジア感(偏った個人的アジア感かもしれ ないが)が釜山でも味わえるというのは面白い。

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とりあえず、ある程度人で賑わっている焼き肉レストランで、韓国スタイルの焼肉(サムギョプサル)を食す。店のおばちゃんが丁寧 に焼いて、「にんにくだれをつけて野菜に巻いて食べなさい」と韓国語と身振りで促す。

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なんと、食べ方まで指導してくれるのだ。 旅行者にとっては、この余計なお世話が非常にありがたいし、旅に一つのスパイスを加えることになる。うまい。

 

南浦洞エリア散策
釜山で西面の次に訪れるべき場所といえば、南浦洞。西面からメト ロ1号線で南浦まで移動(8駅)し、あとは徒歩で散策だ。

 

最初、 西面駅で地下鉄に乗る際、反対方向の乗り場に来てしまい、 さっそく迷う事になった。看板などによる親切な案内が足りていな い印象がある。

 

しかし、迷ったら人に聞く、 これが旅の基本だろう。

 

通りすがりの韓国人の若い女性に「 日本語で」聞いてみたら、言葉は理解していないが、迷っていることは理解して親切に教えてくれた。意外にも日本人に優しい釜山の人。しかし、案内された場所は誤った乗り場だった。 結果はともかく、知らないなりに旅行者に対して役に立とうとしてくれたその気持ちだけは評価したい。

 

ちなみに、同じように乗り場 がわからずに迷っていた日本人女性の2人組旅行者がいたので、 我々が特別に旅行音痴というわけではなく、やはり案内表示に問題があったということを確信し、安堵した。

 

龍頭山公園
さて、南浦に着くと、両側にインターナショナルブランドのアパレ ルショップが立ち並ぶ洗練された大きな通りを抜け、龍頭山公園に向かう。豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に活躍した李氏朝鮮の将軍である「李舜臣」が玄界灘を睨み、 後ろに釜山タワーがそびえたつ。

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公園全体が少し小高い丘になって いるが、エレベーターが設置されているので安心だ。


その後、ファッションやコスメショップが立ち並ぶストリートを歩きながら、試しにコスメショップにも入って、妻への土産として化粧水を買った。

 

画像を見せたら「あるよ!」とドヤ顔で案内してくれる。店員さんの日本語は、それは流暢なものだった。「 日本では値段が倍するよ」だそうだ。

 

 

化粧品のことなど何もわからな いが、女性は嬉しいに違いない。

 

BIFF広場
次に向かうのはBIFF広場。最初に説明がないとわかりにくいだ ろうから補足しておくと、BIFF:Busan International Film Festivalの略で、かつて映画祭のメイン会場となっていた ことから、BIFF広場と名付けられているそうだ。

 

映画祭に参加 した監督らの手形が路面に埋め込まれていて、我らの(?) 北野たけし監督の手形もあった。

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ここに到着すると、まず目に入るのはたくさんの屋台。ネットでオ ススメされていた「ホットク」という韓国のお菓子を買って食べて みた。餅を油で揚げ、ふっくらドーナツのよう。ピーナッツや芋、 タネなどの乾燥チップが散りばめられているので、さくさく食感と 程よい甘みで、小腹が空いた時の食べ歩きのおやつに最適だ。 美味しい。やはり日本人旅行者が多いからだろう、日本語の接客が できるので、買い物には全く問題ない。

 

国際市場

次に、国際市場と言われる場所に行ってみた。この市場の入口がど こにあり、どこに向かっているのかはよくわからないが、等間隔に間仕切りされたたくさんのお店が所狭しと並ぶ。

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誰が買うのだろう とも思うが、電気屋、工具屋、服屋(古着)と、なんでもありだ。 ただ、特に服に関してはそれほどいいものを置いているという印象は受けなかった。 旅好きの日本人にはちょっと物足りないかもしれない。もちろん、 安くて掘り出し物があるのかもしれないので、一度は見て回って欲 しいスポットではある。ゆっくり時間が取れるならもう少し見てみ たいと思う。

 

釜山の観光地に続く