上海は、台北やソウルと比べて魅力がないのか
仕事半分で上海に渡航した。
上海は、仕事柄時々行く機会がある。だが、仕事で行くとなかなか観光地を巡ったり、ゆっくりお買い物したりという時間が普通は取れない。
今回は夕方からの用事だ。飛行機は昼過ぎに到着。それなら観光地の一つや二つは行けそうだ。
その前に、上海ってどんな街だ?
Wikipediaによると
中国の商業・金融・工業・交通などの中心地。強力な世界都市であり、アメリカのシンクタンクが2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいて、世界9位と評価された。2012年6月時点の常住人口は2,400万人を超え、市内総生産は2兆3,560億元(約45兆円)である。中華人民共和国国務院により国家中心都市の一つに指定されている。
とのこと。
多分、東京には敵わないが、とにかく大都会だということは間違いない。
そんな上海、ど定番の観光地でもまだ行っていない場所に行こう。
田子坊
たこぼう。でんしぼう?
まあ、読み方は好きなようにどうぞ。
そう、今回はタコ坊主に行ってきた。
入り口。ここから、狭い路地の両側に所狭しとお洒落な店が立ち並ぶ。ファッションから小物、食べ物やカフェからビールまで、どれくらいの広さがあるのかはよくわからないが、少し散策してみた。
あまり写真を撮らなかったが、街並みはみていて飽きない。歩くだけで雰囲気もいい、楽しい。
そんな中、ある靴屋が目に入った。
前に台湾でカポエイラの団体に参加したとき、みんな履いていた靴のブランド、feiyueだ。
漢字で書けば、飛躍。
太極拳や功夫のための靴だとかで、1920年代に上海で産声をあげた。今はフランスのフレイバーがプラスされ、より、インターナショナルに展開するようなブランドとして進化しているという。
ベーシックな奴は、シンプルで可愛い。普段ばきでも行けそうだ。もちろん、カポエイラにも使える。これは買いだ。しかも安い。
買った後に気づいたが、この店、このエリアだけに4件も5件もある。少しずつコンセプトや品揃えが違うのか、そかまで確認はしていないが、とにかく流行っているということだろう。
日本で言えば、オニツカタイガーくらいの勢いかな。
ね、可愛いでしょ?
買い物は五分で済ませ、あとは、昼間っからビールでも飲むことにした。夕方から仕事、といっても、会食だ。ちょっとくらいビール飲んでも誰も咎めるものはいない。
ということで、ハッピーアワーのビールを何杯かかっくらい、たこぼうの小道を通り行くヒューマンウォッチングをすることにした。
本当は、南京西路の駅近くにある、スターバックス リザーブ ロースタリー シャンハイにも行きたかった。世界に5店舗しかないコンセプトのスタバのうちの一つらしい。コーヒーを飲まなくても、見学だけでもしておきたかった。
だが、タコ坊主(田子坊)で飲んだビールがいけなかった。時間がなくなった上に、行動することに対してレイジーな気持ちになってしまったのだ。
酒は人をダメにする。酒で失敗する奴はダメな奴。
行こうと思ったところにも行かずに、夜の会食を済ませ、短い一泊二日の上海の旅は幕を閉じらことになった。
まあ、今回感じたことは、上海って、何するというイメージがあまり湧かない、特に韓国や台湾と比べた時に、アウトバウンドでの旅行の目的地としてはなかなか人気がないようにも思っていた。
東京に負けないくらいの都会だし(つまり東京でいいやん、という意味)、グルメも飛び抜けてないし、リゾート地でもない。言葉の壁も気になるし、反日国家だし(韓国もか)、うーん、なんとなくグルメの女子旅で人気な台湾韓国には魅力が劣るのではないか。
などと漠然と思っていたが、まだみたことはない魅力があるし、行ったら行ったで楽しいスポットはある。行く前に興味がないから、と知ることさえも拒否していては、なんらかのチャンスがあったとしてた見落としてしまう。
まあ、上海に行け、とまでは言わないが、都会と伝統の入り混じったカオスの街、アジアティック上海、ということで、一回行ったくらいではわからない魅力がまだまだ眠っているのだということを確信した。
超短い旅だった。
今度はスタバを見て、また違うエリアを散策したい。