Goro-Sakamoto’s world

坂本吾郎(Goro)が語る。自分の考えをストックし、アウトプットしていきたい。でも考え方は変わるものなので、その時々の思考が常に最新とは限らない。

四つ葉のクローバーの探し方

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公園でゆったり過ごす休日。

 

探したわけでもなく、あっ!と言う感じで、簡単に四つ葉のクローバーを見つけてしまう、我が妻。

 

それをみて、探したくなる自分。

 

そして、我関せずと、小川で水遊びに明け暮れる子供達。

 

どうせ四つ葉を探すなら別の場所がよい、と思って探すも、見つからない。

 

妻は

「ここのエリアに沢山あるよ、きっと。だって、多分そういう遺伝子がここ辺りで育ってると思うから」

 

という。

 

僕は

「人が既に見つけたところで同じものを探すより、人が行かないところにこそ機会が潜んでいるに違いない」

 

と言って、妻とは別の場所を探す。

 

その間に、妻は5つくらい次々と発見する。

 

だが自分は一向に見つけられない。

 

今更、最初に勧められた場所になどいけるはずがない、自分は自分の道を行く。他の場所で探すのだ。人と同じではつまらないではないか。迷わずいけよ、歩けばそこが道になる。人が行かない場所にこそチャンスは眠っているのだ。人生は逆張りが鉄則だ!

 

とかなんとかブツブツ言いながら、腰が痛くなるまで地面を、まるで土豚のように鼻息荒く探して回る。周囲の小さな子連れのママたちからみたら、不審者そのものだったことだろう。

 

 

だがそんなことは関係ない。とにかく、違う場所で見つけるまで探すのだ。そこにあるという根拠はない。ただ、さっきそこで妻が見つけたのだから別の場所にも妻が見つけられないマーケットがあるに違いない。

 

だが、そこには戦略も何もない。

ただひたすらに、リソースをつぎ込む格好だ。

 

しかし、やはり見つけられない。

 

最初から妻の忠告通りの場所で探せばよかったのか、それとも四つ葉のクローバーとは異なる植物あるいは虫などを探すべきだったのか、答えはわからない。

 

ただ一つだけ言えること

 

意地になって無計画に探しても、目当てのものはそこにないかもしれない、ということ。

 

たまたまそこにあるのであれば、結果オーライかもしれない。しかし、実は存在しないものを探していた、ということならば悲惨だ。もちろん、探している途中でその答えを知ることはできない。

 

だが、妻のいうように、なんらかの仮説を立てて、それに従って検証をする、その結果をもとにまた、戦略を練り直す、という態度か必要だったのかもしれない。

 

四つ葉のクローバー探し一つをとっても、人の性格や行動パターンが垣間見えることがある。

 

自分は、無計画なタイプだったということを改めて認識させられた。よく言えば負けず嫌い、とか、諦めない、とか言えるのかもしれないが、結局は見つけられずに諦めたのだから、やはり無計画野郎だ。

 

四つ葉にまつわる、平和な休日の午後下がり。

 

By Goro