Goro-Sakamoto’s world

坂本吾郎(Goro)が語る。自分の考えをストックし、アウトプットしていきたい。でも考え方は変わるものなので、その時々の思考が常に最新とは限らない。

カブトムシはどこにいる?

息子が朝からカブトムシいきたいというので、とりあえず行ってみることにした。

 

しかし、どこに行けばいいのかわからない。カブトムシを捕まえるならまずはロケハンだ。

 

クヌギ林があれば、そこに行けばいくらかはいるのかもしれない。しかし、クヌギがたくさん植えてある場所が、数多ある山々の中のどこにあるのかは定かではない。

 

これ、行き当たりばったりで夜中に山に出かけたら危ないぞ。ただただ彷徨って終わりということになりかねない。

 

そもそも、子供の頃にとったことがない。興味がなかったのだ。なんとも子供らしくない子供時代じゃないか。

 

ならば、キャンプ場近くなら何かわかるかもしれない、と思い近場の金立教育キャンプ場をめがけて行ってみた。

 

スタッフらしき若者に聞いてみると、「クヌギはあの辺にしかないっすからね、朝にはクワガタも出ますよー」とのこと。

 

あの辺、ってどのへんだ?と思いながらも、指さされた方向に歩いてみると、たしかにあった、クヌギが2〜3本。

 

だが、斜面に立っている。これは子連れでは無理だ。まして、虫取り網と手袋くらいの装備では危険だ。滑落、蜂刺されなどの被害に遭う。

 

悩ましい。

 

別の情報はないか、友人に聞いてみたら、肥前仏舎利塔付近にいるときいたことがあるぞ、牛の尾梅林にいるときいたことがあるぞ、黒髪山キャンプ場で見たぞ、と口々に言うので、先程下見したキャンプ場と合わせて候補地として絞り込んだ。

 

お気づきだろうか。全て佐賀である。

 

子供の喜ぶ顔がかかっているとしても、自分にとっても生まれて初めての経験だ。失敗して当たり前。

 

だが、子供達には成功体験をさせてあげたい。しかしどうやって?

 

いや、これはまずは行ってあげることが一つのステップであるとも言える。そんなに簡単にはいないぞ、ということを理解するチャンスだ。

 

朝四時に起床。車に乗せこみ、目的地(肥前仏舎利塔)に向かう。そういえば、友人はこうも言っていた。

 

「カブトムシを取るなら夜から行くのだ。朝はいない」

 

それならばそれでもいい。キャンプ場の兄ちゃんが言うようにクワガタがいるかもしれないじゃないか。

 

それよりも、山の夜道はどこか不気味だ。雑草は生い茂り、蜘蛛の巣が道を塞がんばかりだ。人の入ってい?気配がない。大人でも少し怖い。

 

子供達も恐怖を感じたのか、車から降りないと言い出した。ゾンビが出そう、と言うのだ。うーむ、たしかに。大人でも暗闇は少し怖いのだ。

 

仕方がないので、車窓からクヌギっぽい木を探すも、見当たらない。

 

だめだ。ここは怖いし歩いては探せない。ならば場所を変えるのだ。

 

そうして牛の尾梅林に行ってみた。ここはいくらか拓けている。空はうっすらと明るみだしている。

 

ここは梅林だ。梅の木の他にも色々あるようだが、クヌギは見つからない。どこかにはあるのだろうが、それを行き当たりばったりで探してもなかなか当たらない。

 

カブトムシ採取のためのロケハンの重要性をまざまざと感じ思い知った。

今日は不発。子供達には申し訳ない。

 

SNSでは、カブトムシを捕まえてきた〜、という投稿がちらほら投稿されている。なぜだ、なぜそんなに簡単に見つけられるのだ。

 

きっと彼らは、幼少期に父親に連れられて行ったことのある経験者だ。そうに違いない。

 

ここは謙虚に、教えを請いたい。

 

By Goro