Goro-Sakamoto’s world

坂本吾郎(Goro)が語る。自分の考えをストックし、アウトプットしていきたい。でも考え方は変わるものなので、その時々の思考が常に最新とは限らない。

別れは突然にやってくる

別れ

 

出会いがあれば別れがある

 

別れは出会いの始まり

 

別れがあって次の物語が始まる

 

わかっている

 

しかしつらい

 

一時的なものであって、この先には必ずいいことがあるってわかっていても、今はつらい

 

つらく悲しい

 

だけど

 

悲しいという表現は君に失礼なことだと思うんだ

 

なぜなら

 

君と歩いてきた道はとても楽しい思い出だから

 

こんな悲しい気持ちにさせてくれる思い出を持った自分はラッキーなんだ

 

だから

 

この別れについても、やはり、ありがとうと言わなければいけない気がするんだ

 

ありがとう

 

いっぱいいろんなところに行ったね

 

東京から九州まで一緒に来たこともあるね

 

君といる間に

 

最初は1人だった子供が、いつのまにか3人にまで増えちゃった

 

家族とずっと共にしてきたんだね

 

海外にいるときは寂しい思いをさせたかもしれない

 

でも君は文句ひとつ言わずに、ずっと待っててくれたね

 

再会した時はとても嬉しかったのを覚えているよ

 

特に後ろ姿が好きだった

 

もちろん、前から見た顔も好きだ

 

でも、最近の君はすぐに不具合を起こして困らせることも多かったね

 

何しろお金がかかって大変だったよ

 

海外から来た君は、いろんなものが高いんだよね

そして、もうすぐどうしてもパスしなければならない試験があるんだって?

 

それをパスするにはどうしても大規模な手術が必要になるんだって?

 

ごめんよ

 

僕は君のことが大好きだし、その気持ちはずっと変わらない

 

けど、その手術をさせてあげるわけにはいかないんだ

 

延命治療は反対なんだ

 

生かされても意味がない

 

やはり、自分で力強く生き抜くべきなんだ

 

そして、君は立派に生きた

 

それを知っているからこそ、今回の手術はやらないことに決めたんだ

 

え、まだ行けるのに?

 

わかっているよ

 

君はまだ走れる

 

だが今決めないと、取り返しのつかないことになってしまうんだ

 

もう後戻りのできないタイミングになっちゃったということだよ

 

わかってほしい

 

つらい

 

悲しい

 

でもありがとう

 

そしてさようなら

 

君はうちの家族の一員として立派に務めを果たした

 

増えた家族が安心して乗れるよう、もう少し大きな車を買うことに決めたんだ

 

だから、君とは今日でお別れだ

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ありがとう

 

フォルクスワーゲン

 

ありがとう

 

トゥーラン