仕事が楽しくない時のポエム
仕事は楽しいか。
この問いにシンプルな1つの答えはない。
楽しい時もあれば楽しくない時もある。
だが、同じことをやるのであれば楽しい方がいい。
ちょっと自分の胸に問い合わせみた。
頭「もしもし胸さん、仕事は楽しいですか?どんな時に楽しいと感じるんですか?」
胸「そうだねえ、自分の意見がうまく反映された時とか〜、任されて程よい緊張感を持って当たっている時とか〜、お客さんが喜んでいる時とか〜、なかなかできない貴重な体験をしている時とか〜、できないと思っていたことでも勇気を出してチャレンジしたらうまくいった時とか〜?」
頭「じゃあ逆に聞くけど、楽しくない時は?」
胸「え、やらされてると感じた時とか、知らん間に決まっていてトップダウンで作業が降りてくる時とか〜、内部であーだこーだと議論ばかりしてて外から見たら何にも生産していない時とか〜、無能な上司が意思決定しない時とか〜、この作業無駄でしょ?と思うことをやらないといけない時とか、かな?」
頭「君、いわゆるサラリーマンは向いていないんじゃないの?公務員とかは一番なってはいけない職業かもしれないね?自分で決められる職業、つまり社長さんとか。事業を起こしたら?」
胸「問題はそこなんです。もうすでに会社員になってしまってるからなー。転職なんかも考えるけど、ここでの経験で市場価値が高まったとは思えないのだよ。どちらかというと、社内ルールとか手続きに詳しくなって、社内人間関係を無難にこなしていくことが目的化している中堅以上のおっさんが多くて、そいつらが若者のやる気をどんどん削いでいく。こういう環境では、なんだか周囲と意見が合わないことが多いのよ。だから、何か新しいことを始めるとか、何かを変えないといけないなと感じてるわけ。」
頭「なるほどね。その感覚は多分正しいのだろうけど、君に転職や脱サラの勇気があるのかな?」
胸「もちろん勇気が必要な場面は出てくるだろうね。でもね、これは勇気の問題ではないのだよ。つまり、崖から飛び降りることが勇気だとしても、下が岩場だったら確実に死ぬわけ。だから、下が岩場ではなくて十分な深さのある水があるとか、ちゃんとパラシュートを背負ってるとか、バンジーのゴムを装備しているとか、そういう事を準備してから飛び降りることが大事なのではないかな?」
頭「でも、世の中の成功者と言われる人たちは、何かと、とにかく行動だ!と言うよ?つまり死ぬかどうかは飛び降りないとわからんけど、飛び降りた奴にだけが行ける世界がある、的な事を言ってる気がするよ?虎穴に入らずんば虎子を得ず、ってやつかな。」
胸「君は本当に頭君かな?よく考えてみな。なんでもいいから飛べと言うのではなく、成功者というのは、やはり飛んでも死なない、経験に裏付けされた何かがあるのではないだろうか?つまり、ここの下には岩場がないということが経験則から分かるというか、最初からパラシュートを内蔵しているパラシュート人間であるとか。これらは圧倒的な努力とかこれまでの行動から備わる特性だと思うよ。」
頭「なるほどね。頭ではわかってても僕はいわゆる成功者ではないから、やっぱりその感覚はわからないな。とは言え、楽しくないと思ったまま定年までこのまま我慢して働くのは人生の無駄だよね。それはわかっている。考え方は2つかな。つまり、1つは今の環境を変えること。もう1つは今の仕事が楽しいと思えるようにすること。だけどやっぱり今飛んだら死ぬような気が。。。」
胸「焦ることはないさ。じっくり考えて、本当に行きたい方向が決まったら迷わず行けよ。ただ、環境を変えてうまくいくとは限らない。どこにいっても嫌な奴はいるし、無駄なことはあるし、本当に楽しいことだけっていうのはなかなか無いのかもよ。」
頭「ありがとう胸くん。いつでも正直な気持ちを脳みそに伝えてね!」
というわけで、胸さんインタビューでした。
そんな話から、幼少時代にトイレに貼ってあったポエムを思い出したので紹介します。
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苦しいから逃げるのではなく、逃げるから苦しくなる。この世は嫌なことばかり、それでもやらねばならぬことばかり。どうせやるなら喜んでやろう。だって私の人生だもの。
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By Goro